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獣種と出典
鳥取県 農林水産部 農業振興局 鳥獣対策課「電気柵設置・点検マニュアル」(平成28年3月発行(掲載中の版)、「2 電線の間隔」イノシシ・シカ用6段の例)
上段の 5・6 段目は通電させなくてもよい、とされています。
- 電圧
- 5 kV 以上に保つ
- 舗装などからの離隔
- 50 cm 以上
柵の長さと支柱
出典は 3〜4 m
段の高さ
最下段と地面の間を京都府は 20 cm 以下としています。
柵線・支柱・ガイシ・グリップに上乗せし、切り上げます。
電源装置(本器)の能力
通電する柵線は計 1,200 m(予備を含まない)です。カタログの「最大電線長」「最大有効さく線距離」がこれ以上の機種を選びます。
ソーラーパネルとバッテリー
カタログの値
設置場所の日射量(kWh/m²/日)の少ない月の値。NEDO の日射量データベースで調べられます。
Kencove は定格容量の 40〜50 % より深く放電しないよう勧めています。
本器の消費電力・ピーク日照時間・日数を入れると計算します。
- 計算は米国の資材販売店 Kencove の方法です。メーカーが本器に合わせたパネル・バッテリーを指定している場合はそれに従ってください。
- ソーラー式の本器は過充電・過放電の防止機能があるものとされています(農林水産省 別表3)。京都府は、日本海側では冬の日照不足に備えて出力に余裕のあるパネルを勧めています。
付帯資材
法令は「人が見やすいように適当な間隔で」とし、距離は定めていません。
本数・長さは本器の説明書に従います(日本電気さく協議会)。1 m 以上離して湿った所に(京都府)。
電路には専用の開閉器(スイッチ)も必要です(同第五号)。経済産業省のチラシは、本器に付いている場合は追加不要としています。
費用の概算
数量は予備を含みます。
| 資材 | 数量 | 単価(円) | 小計(円) |
|---|---|---|---|
| 柵線(通電、1 m) | 1,200 | — | |
| 支柱(1 本) | 72 | — | |
| ガイシ(1 個) | 456 | — | |
| ゲートグリップ(1 個) | 6 | — | |
| 連結線(1 本) | 4 | — | |
| 電源装置(本器) | 1 | — | |
| ソーラーパネル | 1 | — | |
| バッテリー | 1 | — | |
| アース棒(1 本) | — | — | |
| 検電器(1 台) | 1 | — |
任意
合計 0 円
単価が未入力の資材 9 件は合計に含みません。
出典
- 農林水産省「野生鳥獣被害防止マニュアル【総合対策編】3-1 侵入防止柵(印刷 p.30)」
- 農林水産省「鳥獣被害防止対策のチェックシート 別表3「資材の調達に当たっての留意事項」」
- 京都府 農林センター「獣害対策マニュアル-電気柵(クマ対策)「適切な機材・資材と設置」」
- 日本電気さく協議会「電気さく設置・維持管理のチェックポイント(p.3)」
- Kencove(米国の電気柵資材販売店)「Solar Panel Calculator for Fence Energizers」
- NEDO「日射量データベース(MONSOLA-20)」
- 経済産業省「電気さくの正しい設置のお願い」
確認日 2026-09-24
電気さくの法令要件
電気設備に関する技術基準を定める省令 第74条
電気さく(屋外において裸電線を固定して施設したさくであって、その裸電線に充電して使用するものをいう。)は、施設してはならない。ただし、田畑、牧場、その他これに類する場所において野獣の侵入又は家畜の脱出を防止するために施設する場合であって、絶縁性がないことを考慮し、感電又は火災のおそれがないように施設するときは、この限りでない。電気設備の技術基準の解釈 第192条(要旨)
- 第一号田畑、牧場、その他これに類する場所において野獣の侵入又は家畜の脱出を防止するために施設するものであること。
- 第二号電気さくを施設した場所には、人が見やすいように適当な間隔で危険である旨の表示をすること。
- 第三号電気用品安全法の適用を受ける電気さく用電源装置、又は感電により人に危険を及ぼすおそれのないように出力電流が制限される電気さく用電源装置であって、電気用品安全法の適用を受ける直流電源装置若しくは蓄電池、太陽電池その他これらに類する直流の電源から電気の供給を受けるものから電気の供給を受けること。
- 第四号電気さく用電源装置(直流電源装置を介する場合は直流電源装置)が使用電圧 30 V 以上の電源から電気の供給を受ける場合において、人が容易に立ち入る場所に施設するときは、電流動作型で、定格感度電流 15 mA 以下、動作時間 0.1 秒以下の漏電遮断器を施設すること。
- 第五号電気さくに電気を供給する電路には、容易に開閉できる箇所に専用の開閉器を施設すること。
- 第六号衝撃電流を繰り返して発生する電気さく用電源装置は、電波又は高周波電流が無線設備の機能に継続的かつ重大な障害を与えるおそれがある場所には施設しないこと。
出典:e-Gov 法令検索「電気設備に関する技術基準を定める省令」(令和5年3月20日施行)、経済産業省「電気設備の技術基準の解釈」(令和7年11月20日改正)。2026-09-23 確認。
- 農林水産省「野生鳥獣被害防止マニュアル【総合対策編】」(令和5年3月)
- 農林水産省「野生鳥獣被害防止マニュアル【中型獣類編】」(令和6年3月)
- 農林水産省(過去のマニュアル)「【改訂版】野生鳥獣被害防止マニュアル-イノシシ、シカ、サル(実践編)-」(平成26年3月)— 過去の版(現行の総合対策編と併用)
- 鳥取県 農林水産部 農業振興局 鳥獣対策課「電気柵設置・点検マニュアル」(平成28年3月発行(掲載中の版))
- 福井県 丹南農林総合事務所「シカとイノシシ用 電気柵 設置・管理のポイント/点検のポイント」(令和5年)
- 京都府「獣害対策の手引き(4-3 電気柵(柵線型))」(2011年7月11日掲載)
- e-Gov 法令検索(平成9年通商産業省令第52号、令和5年3月20日施行の版)「電気設備に関する技術基準を定める省令 第74条」(令和5年3月20日施行)
- 経済産業省「電気設備の技術基準の解釈 第192条」(令和7年11月20日改正)
- 経済産業省「電気設備の技術基準の解釈の解説 第192条」(令和7年11月20日改正)
- 農林水産省「鳥獣による農作物等の被害の防止に係る電気さく施設における安全確保について」(平成28年3月)
- 支柱:角・出入口の両脇・起伏区間の両端に立て、その間を支柱間隔以下で割ります。本数は「外周÷間隔の切り上げ(起伏区間は詰めた間隔)+固定する支柱 − 1」で、配置によっては最大「固定する支柱 − 1」本少なく済みます。
- ガイシ:支柱ごとに通電する段の数。角は段ごとに 2 個(京都府)。グリップ:出入口ごとに通電する線の数。
- 出典の値が範囲のときは、支柱間隔は短い側、高さと距離は下限を入れています。
- 外側の線は、柵が凸形に囲むものとして計算します。
- ネット・防草シートは含みません。